「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ (新潮新書)

「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ (新潮新書)

ジャンル:	本
発送可能時期:	ご確認下さい
参考価格:	￥ 735 (税込)

飲食店の本質
日本は飲食店営業に向くそうです。飲食店という全国各地にある店舗形態だからこそ、影響力も大きいのでは。飲食業界を見直そうというきっかけになりうる本。

タイトルと中身が一致しない
「お通し」の理不尽さについて書かれた本ではありません。
「タイトルは内容の最大限の要約」という本筋からいくと、
問題があるのではとかんがえます。

タイトルと中味が一致していない
飲食業についてサクサクと楽しく読めた。
飲食店の４つのタイプ「グランメゾン型「孤高の名店型」
「Ｂ級グルメ型」「インフラ型」の分類は興味深い。
しかし、肝心のタイトルのお通しの話は最初にほんの少し
出てきただけで、大部分の内容とは違うのが残念だった。

「ジンギスカン」と「立ち飲み」を例に挙げて、飲食業の
流行り廃りを論じているが、個人的には「立ち飲み」業態
はそれほど成功していないと感じる。
「立ち飲み」で数ヶ月しか持たず、潰れた店を何件も知って
いる。飲食には常に快適さが伴うので、「立って飲むという
行為」が苦痛や不快に感じることは当然だと思う。日本人に
は定着しないのではないかと思う。
全体を通してわかりやすく、飲食業の入門書としては読んで
おいてソンはない一冊だと思う。

非常に読みやすいビジネス書
飲食業界についての書籍はいくつか読んでいるが、この本は読みやすいし、分かりやすいし、
勉強にもなる。
本屋さんに並べてある数多くの飲食店専門雑誌や本は
どちらかというとお料理に関しての内容か、接客（店長のための??）、
開店方法などなどの内容が多いが、
この本は飲食業界をビジネス視点として捉えている。
まさに私が探していた一冊だ。
しかし、点数をつけるとしたら87点かな？
この微妙な点数の付け方の訳はあまりにも分かりやすいということだ。
飲食店を経験したことのない人にとってはものすごくいいと思うが、
私のような飲食業界で10年以上携わっている人にとっては微妙な物足りなさを感じるだろう。
しかし、本当に新鮮な刺激を受けた。

飲食入門
　飲食コネタ集。お通しの仕組み、原価率など、自分のような一般人にとってはライトで面白い読み物だったが、実際の経営者にはやや退屈かもしれない。まあそれを考えて新書にしたのだろうから、これはこれでありだ。繁盛のセオリーとまでは行かないが、基本事項の整理には適している。